Reliable Search

信頼性の高いサイトで検索を

Reliable Searchとは

Reliable Searchは、信頼性の高いサイトに限定した検索機能を提供します。

検索対象は、官公庁や自治体などの行政機関、各種学会、大学などの教育研究機関、報道機関やシンクタンクなど、約5,000ドメインを対象としております。

検索機能には、Googleカスタム検索を利用しております。

Reliable Searchにかける想い

学術論文やレポートなどを書くときには、情報源の信頼性が最も重要です。

インターネットが普及する前には、学術論文やレポートを書くときの主な情報源は書籍や統計資料などの出版物でした。出版物では出版プロセスの中で内容が精査され、また筆者、出版社、発行人等の責任の下で発行されているなど、情報の信頼性はほぼ担保されていました。

インターネットが普及するようになると、情報源としての媒体はインターネット上の情報に大きく依存するようになりました。

インターネット上の情報は非常に便利です。これまで本を見ながらキーボードをひたすら打って引用していた作業も、コピペで一発です。

国勢調査に代表される統計データも、かつては分厚い統計書のページが閉じないように重しを乗せて、小さな文字で記載されている数値をひたすら目で追ってはスプレッドシートに入力しなければなりませんでした。これはかなり目や首・肩に優しくない地獄のような作業でした。しかも、チェックで入力した値を足しあげた値が統計書の総計値と合わないと、どこで間違ったかを探すバグ取りのような苦しい作業に移行します。自分は間違って入力したつもりはないのですから、おかしい、おかしい、と思いながらひたすら探さなければなりません。すると、一行飛ばしていたり、どこかの桁の数値が落ちていたり、3と8、6と8、6と0、8と0などを見間違えていたなど、信じられないミスが出てきます。自分への確信が大きく揺らぐ作業でした。こういう作業も総務省統計局をはじめ中央官庁、地方自治体などのホームページから、なんとExcelファイルで提供されるようになっています(現在の状況しかご存じない方は、もはや驚くべきことでもないですが)。

従って、現在、学術論文やレポートなどを書くときには、インターネット上で信頼性の高い情報源から情報を得ることが極めて重要になります。

ところが、インターネットが広く普及し、誰でも掲示板への書き込みやブログ、ツイッターなどで情報を発信できるようになると、信頼性が担保されていない情報がインターネット上に溢れるようになっています。インターネット上には、無記名の情報や、情報源が明示されていない情報がほとんどであることに象徴されるように、そこでは情報の正確性に責任を取る文化はないのです。中には悪意をもって誤った情報や不確かな情報を流しているサイトも見受けられます。

このような情報発信をされている方を否定するつもりはありません。インターネット上のルールに則って、楽しんでやっている分には誰からもとやかく言われる筋合いはないですから。むしろ、利用者自身がインターネット上の情報をきちんと取捨選択して適切に使い分けるネットリテラシーを持つことが重要です。とはいえ、このようなことは随分以前から喧しく言われています。しかし、学生や一部の研究者ですら、こうしたネットリテラシーを持つことの必要性を十分に理解しているとはいえません。

いかに優れた学術論文やレポートでも、確かではない情報が含まれている、あるいは含まれている可能性が高いサイトの情報を参考文献あるいは引用元として作成しているものは、その信憑性を疑われてしまいます。某国立大学の大学院生が提出するレポートでも、参考文献すら示していないものは論外としても、参考文献にwikipediaを挙げるものがよく見受けられます。また、一流になればなるほど、どのような参考文献を掲載しているか、どのような引用元から引用しているかによって著者の見識が問われることすらあります。

Googleをはじめとした検索エンジンでは、信頼性の高低を問わず、さまざまな情報源からの検索結果が示されます。まさに玉石混交の検索結果です。ここから信頼性の高い情報源を選択することは、慣れた方なら造作もないことですが、慣れない人や異なる分野・業界についての調査をしているときには困難な場合が少なくありません。

また、信頼性の高い情報源のリンク集はあっても、そこからのみ検索ができる検索エンジンは残念ながらこれまでありませんでした。

そこで、シンクタンクや大学でのスキルと経験を活かして信頼性の高いグローバルな情報源から検索できる、学術研究・レポート用の検索エンジンをつくれば、多くの学生や研究者の役に立つのではないかと思ったわけです。本検索エンジンの管理者は、管理者の本来業務の関係上、無記名とさせていただいていますが、検索エンジンに組み込まれているサイトは信頼性の高いもののみをセレクトしています。

当検索エンジンにおける重要なサイトの抜け漏れやURLの誤りなどについては、全て管理者である当方の責任に帰するものです。リンク切れも含めて、是非、ご指摘いただき、追加し充実させていきたいと思います。

ただし、民間企業等を加えているとキリがなくなるので、一部を除き、リクエストに応じて審査やメンテ等に要する相応の費用を負担してもらった上で追加していきたいと思っています。

管理者